EZ3
EZ-Flash 3
サイト
EZ-FLASH Official Site
パンヤヲさんのブログ http://blog.goo.ne.jp/panyawo/e/750f646284c00279844b671d6d8562d4
特徴
EZ3の大きな特徴は、今までのEZシリーズには無かった「NAND Flash」という大容量のメモリを搭載していることである。
今までのEZシリーズでは、ROMを書込むNOR Flash、セーブデータ用のSRAMの2種類しか積んでいなかったが、
EZ3は上記以外にも、ROMを大量に書込めるNAND Flashと、ローダー専用のメモリを搭載している。
(NAND Flash:容量辺りの値段が NOR Flashよりも安く、面積辺りの容量が NORよりも大きい不揮発性のメモリ。)
これは容量当たりの値段が高いNOR Flashの代わりに安いNAND Flashを使うことで、大容量&安価を実現させるためである。
この仕組みは当時最大の容量を誇っていたG6Flashとほぼ同じ。
(G6 Flash 1st/2ndではROM実行用のメモリに 256MbitのNOR Flashが、3rdでは 256MbitのPSRAMが使われている。)
EZ3は、GBAマジコンが下火になっていた頃&NintendoDSが発表された翌月という、
きわめて微妙な時期にEZのサイトにて正式発表され、その翌月の2004年10月ごろに発売された。
また発売されてしばらくは、EZ3の書込みソフトウェアEZ3-Managerにバグが多かったこと、
さらに、某サイトで初期不良のEZ3を交換せず初期不良のままレビューしてしまったこと、
などなどいろいろな要因が重なったためにEZ3は余り売れなかったようである。
そのためか、EZ3の前の機種であるEZ2、さらにはEZ3の前の前の機種EZ1が、長く最前線で活躍することになる。
2005年2月にリリースされたEZ3 Manager v2.0で、F2AUltra,SuperCardに続く
史上3番目の「どこでもセーブ」をサポートしたマジコンとなる。
その後、NintendoDSのROMイメージの動作に対応したり、2Gbit,4Gbit,8Gbitの容量が発売されたりする。
またEZ3については、マジコンを扱うネットショップ「ゲームバンク」が、マジコン等のニュースを扱っていたBenzo氏,パンヤヲ氏に対して「輩(やから)」発言をするという事件が記憶に新しいが、あえて記載しないでおく。
2006年4月に、後継機種のEZ-Flash4(EZ4)が発売された。
価格
EZ2 1Gより安いらしい
サイズ | 価格 | 販売場所 | 備考(価格推移) |
---|---|---|---|
1Gb (128MB) | 6980円 | 銀行(ゲームバンク) | 8980円→5980円 |
2Gb (256MB) | 7580円 | 上に同じ | 9980円 |
4Gb (512MB) | 8580円 | 上に同じ | 12980円→8980円 |
8Gb (1024MB = 1GB) | 8980円 | 上に同じ | 15980円→9999円 |
9999円 | アジアンネット | 11980円 | |
8800円 | バーサスアジアドウ | 11800円→9999円 |
- 注1:価格表は2006年6月16日 18時49分現在の値です
- 注2:銀行さん価格の推移は、2006年6月3日の大幅価格改定の頃を起点としています。
対応リンカー
EZ-Writer2 (USB1.1)
対応クライアント
EZ3-Manager
スペック
搭載メモリ
NOR 256Mbit (主に128Mbを越えるROMを書き込む場所。ROMを直接起動できる)
NAND 1Gbit〜8Gbit (ROMや画像ファイル、セーブデータ等を書き込む場所。通称EZ-DISK)
RAM 128Mbit (NAND内に書き込まれた128MbitまでのGBAROMをここに転送して起動する)
ローダー用 32Mbit (EZ3のローダーである EZ-PDAの場所)
EZ-PDA
32Mbitの大容量のPDA兼ローダーソフト。
専用の領域を使う事で保存用の領域などを必要としない
ホーム画面の壁紙が微妙、ミニゲームが2種類入っている
EZ-DISK
保存領域の正式名称?
GBAからファイル操作が可能だとか。
形式はFAT、容量は128MB(1Gbの場合)、ボリュームラベルは変更可能
新機軸書き込み
D&Dで書き込み可能で書いたり消したりできてディレクトリも作れる。
圧縮機能
大体半分に圧縮して保存領域に保存可能。
解凍速度は64Mbitで12秒。(GBALinkとほぼ同じ?)
RTC時計機能
おなじみなので割愛。
PDAと連携して便利に使えるそうな。
クライアントでPCの時計と同期が取れます。
改造コード二種類
公式のXCODEとやらを待たずに使える改造コードが新装備?
互換性からXCODEが使いたい人は待つべし…という感じでしょうか。
ソフトリセット二種類
改造コード同様にリリース速度重視のと互換性重視の二種類。
SMS
保存用領域に置く事でたくさん使えるようになりました。
始める前にセーブデータを選べるとかなんとか色々。
SMSに対する操作はGBAからも可能だそうです。
すごい開発環境
GBAいじりたい人はどないですやろかという感じです。
解説
長所
EZ1/2と比較して大容量、かつ安価。そして高機能。
専用転送クライアントは特殊な動作&セーブ形式のもの(例:ゲームボーイウォーズアドバンス1+2)でも自動でパッチを当てて完全動作させてくれる強力かつ便利なもの。
短所
NAND領域のROMを起動するさい、ROMをRAM領域にコピーする事が必要。これに数秒の時間がかかってしまう。
F2AUltra、EZF-Aの様な「どこでもセーブ機能」を持っていない。
専用転送クライアントがGB、PCE等の自動エミュ転送機能を持っていない。(EZ1、2用は持っている)
画像
感想
2005年8月頃までは最強レベルのGBA用マジコンであったが、2005年11月現在ではNDSとの連携を考えるとEZ2の方が少しだけ良いかもしれない。
めちゃくちゃ安くなりましたね....(^^ゞ
EZ2の1Gb(銀行さんで9980円)と比較すると…(血涙)
EZ1-512Mbを2万強、EZ2PS-512Mbを2万弱で買った自分には....(遠い目)
瑠璃 拝
銀行さんにおいて、4Gb版と8Gb版の価格が同じだった状況が収束。4Gb版がやや安くなった。
だが、なぜか1Gb版の価格が………